【刀剣乱舞×荘内神社|御朱印や聖地巡礼を満喫!~パワースポット③後編~】

荘内神社 花手水 御朱印

『刀剣乱舞ONLINE』×致道博物館コラボがアツい!

さて、ようやく致道博物館のお話をいたしましょう。
致道博物館の「致道」という言葉について、少しご説明しますね。

致道博物館の「致道(ちどう)」とは、旧庄内藩校である「致道館」に由来する名称です。
致道館の名称は、古代中国の古典である『論語』の一節「君子学ンデ以テソノス」から来ており、

古来、中国では「道」を重要なものとしており、日本語の「知る」を中国語に翻訳すると、「知道」と書きます。
中国では物事を学んで新しいことを知ることは「を知ること」なのですね。
つまり「致道」には、「学問を通して(=目的)を成し遂げる」という意味が込められているのです。

今年度、県立鶴岡南高校と鶴岡北高校が合併し、新生「山形県立致道館高等学校」が開校しました。
まさに鶴岡の歴史を物語る素晴らしい校名だなと思います。

それでは早速、致道博物館を訪れた時のお話に参りましょう!

致道博物館の周りには歴史的建造物がたくさん!

致道博物館の敷地内には、旧西田川郡役所や旧鶴岡警察署庁舎など、歴史的建造物がたくさんあるので、いま流行しているレトロがお好きな方は楽しめると思います。
インスタ映えすること間違いなしです!

致道博物館の入場料は大人1000円、学生400円(学生証を忘れずに)で、『刀剣乱舞ONLINE』のコラボグッズを販売しているエリアには無料で入れます。
でも皆さん、等身大パネルや刀剣を見ずしては帰らないですよね…。

受付から敷地内に入り、美術展覧会場へと向かいます。
入口から入るとすぐに「信濃藤四郎」と「古備前信房」の等身大パネルがお出迎え!

古備前信房(こびぜんのぶふさ)とは、平安時代後期から鎌倉時代にかけて活躍した、備前の刀工とその作品を指します。
特に徳川四天王であった庄内藩主酒井忠次が 、徳川家康から拝領したとされる太刀「銘 信房作 附糸巻太刀拵」は、国宝にも指定されており、後世の刀剣に多大な影響を与えた名刀です。

『刀剣乱舞ONLINE』の公式ホームページによると、

古備前派の刀工の太刀。徳川四天王のひとり酒井忠次が、家康から授けられた庄内酒井家の重宝。 酒井忠勝の代に酒井家に伝来した信濃藤四郎とは、以降一緒に庄内の景色を眺めてきた信(しな)ノン・信(しん)ボーと呼び合う仲。

ということで、この二人のパネルが並んでいる様は圧巻でした!
古備前信房は太刀ということで180㎝、そのお顔にスポットライトが当たって写真が今一つ上手に撮影できず…
Xによると、どなたかが職員の方に進言してくださったらしく、今はいいお写真が撮れるようですよ!


9年ぶりにご対面の信濃藤四郎はもちろん、初対面の古備前信房、ビジュがよすぎますね…✨
とても美しく、スタイリッシュだと思いました。

刀剣の展示は圧巻!

パネルの左側にある階段を2階へ上がると、刀剣の展示室があります。
以下に今回の展示の目玉をご紹介しますね。

  • 太刀 銘 信房作(国宝)
  • 太刀 銘 真光(国宝)
  • 色々威胴丸
  • 短刀 銘 吉光 (重要文化財)
  • 名物 信濃藤四郎(重要文化財)

特に、今回の刀剣乱舞コラボということで、「太刀 銘 信房作」と「名物 信濃藤四郎」が中央に並んで展示してあり、ファンの方々が悶絶しておられました。

ちなみに写真撮影は自由(フラッシュ🚫)!なんて寛大な…
ただし、営利目的の場合は申請が必要ということで、私は念のため遠慮させていただきました。

ぜひ旧致道館にも足を運ぼう

この致道博物館から徒歩圏内に、「旧致道館」があります。
隣には広い無料駐車場がありますので、車でお越しの方には便利です。
(ちなみに荘内神社の駐車場は5台ほど、致道博物館は20台ほど停められ、いずれも無料です)


公式ホームページによると、

庄内藩の士風の刷新と、優れた人材の育成を目的に、文化2年(1805)酒井家九代目・忠徳公が創設した藩校です。徂徠学を教学とし、自主性を重んじた教育方針で、各自の天性に応じ長所を伸ばすことに主眼がおかれ、質実剛健な教育文化の風土を育む土壌となりました。現在は、表御門、聖廟、講堂、御入間などが残っており、国指定史跡として一般に公開され、たくさんの人が訪れています。この藩校建築は、現存するものとしては東北地方唯一のもので、歴史的、文化的にも価値が高いものとして知られています。

ということで、ここ庄内藩校で武士の子息たちが学んだ様子を知ることができます。
立派な松の木や苔むした石灯篭など、よく手入れがなされた小さな庭ではありますが、門をくぐると静謐な空気が流れていました。

しかも、こちらは入場無料なんです!
なんて鶴岡市は歴史探訪に良心的なんでしょう…✨
入り口で代表者の住所と人数を書くだけで、受付の方と気持ちよく挨拶を交わしてから入れます。
さまざまな展示がありますので、ぜひ庄内藩の歴史を学んでください。

そして一番奥の部屋へ進むと、何やら読み上げる男性の声が聞こえてきます。
なんと『論語』の朗読を聞きながら、かわいらしい「信濃藤四郎」と「古備前信房」のパネルと対面することができました。
こちらも撮影自由です!

大督寺でイラスト入り御朱印をいただこう

ここでお気づきかもしれませんが、我が家は巡礼の順序を間違えてしまいました…
さまざまな展示で写真を撮るなら、まず最初に大督寺でイラスト入りの御朱印をいただいてからにしましょう!
荘内神社→致道博物館→旧致道館と回り、写真を撮り終わったあとにイラスト入り御朱印をいただいてしまったので、最後にもう一度致道博物館に戻ってしまいました。

我が家は車で行ったので大丈夫でしたが、徒歩の方はまだまだ暑い季節ですので、体調を最優先で効率よく回っていただければと思います。
前編でご紹介したカフェ「かたばみ」に行く予定の方は、ぜひその時間も考慮して計画を立てましょう。

ちなみに9月14日に「おっきい こんのすけ」が来て撮影会が催されますが、その日の「庄内愛♡御膳」はすでに予約でいっぱいだそうです💦
すごい人気ですね!
でもレモンソーダもとてもおいしかったので、ぜひお楽しみください。

我が子は大督寺のお坊さんとの交流も楽しめたようです!

「聖地巡礼」の際は真っ先に参詣を

過去のブログ記事で、京都の八坂庚申堂をご紹介した時にも触れたのですが、推し活の一環で「聖地巡礼」をする際にはまずお参りしてからにしましょう。

今、日本中の神社やお寺でアニメやゲームとのコラボが盛んにおこなわれていますね。
特に神社で多いような気がしていて、それはなぜだろうと調べてみました。

神社の方がアニメとのコラボが多いのは、神社が都市部やアニメ制作の舞台になる地域に多く存在する傾向があることや、地域と神社の結びつきの深さがアニメファンを呼び込む「聖地巡礼」と相性が良いこと、また「神田明神」のようにアニメファンの聖地となることで注目されたり、地域活性化の手段としてコラボレーションに積極的な施設があることが挙げられます。(AIの回答による)

なるほど、仏教の施設であるお寺は「〇〇山▽▽寺」というように、お山にあることが多いのに対し、神社は地域との結びつきが強いですよね。

今映画上映中の『刀剣乱舞』の登場人物も、実在の神社との結びつきがあることが話題になっています。

京都アニメーション制作の『らき☆すた』も、埼玉県の鷲宮神社が聖地になっていますが、今やファンの方々がお祭りを運営しているということで知られていますよね。

いずれにしても、元来は霊験あらたかな宗教施設ですので、まずは手水で清め、お参りをしてからの推し活をお勧めします。
きっとそれぞれのパワースポットから力をもらい、次の日からの活力になることと思います。

9月には名古屋の徳川美術館で開催されている『刀剣乱舞ONLINE』コラボにも行く予定です。
熱田神宮の御朱印をいただいたら、一緒にご報告しますね!

庄内の旅をさらに特別に! 田んぼに浮かぶアート空間「スイデンテラス」にステイ

最後に、聖地巡礼の旅に最適なホテルを1軒ご紹介します。

鶴岡市にある「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)」は、まるで異世界に迷い込んだような非日常体験ができるホテル。
世界的建築家・坂茂氏が手がけた美しい建物が、のどかな水田の中に浮かんでいる光景は、まさにSNS映え間違いなし!

「晴耕雨読の時を過ごす」がコンセプト。
忙しい日常を忘れて、約2,000冊の本が並ぶライブラリーでゆっくり読書はいかがでしょうか?
「オトナもコドモ コドモもオトナ」をテーマに、心が軽やかになる本がセレクトされています。

源泉かけ流し100%の天然温泉でリフレッシュしたり、地元の新鮮な食材を使ったお料理を楽しんだり。特に庄内平野のお米は絶品です!

2018年のオープン以来、若い世代を中心に大人気。実は働いているスタッフの8割がU・Iターン者という、都市部から魅力を感じて移住してきた方々!それだけこの場所に特別な魅力があるということですね。

荘内神社の厳かな雰囲気とは対照的に、モダンで洗練された空間で過ごす時間は、きっと旅の素敵な締めくくりになるはず。
刀剣乱舞ファンの皆さんにも、新しい庄内の魅力を発見していただけそうです。

癒庵

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