御朱印×パワースポット⑩|愛宕神社(東京・港区)|午年の開運神社と「出世の石段」

御朱印

2026年の初詣は、火の神のもとへ

前回のブログ更新は、2025年11月15日。
12月はなかなか神社に足が向かず、気がつけば年を越してしまいました。

そして迎えた2026年1月12日。
今年の初詣として訪れたのが、東京・港区に鎮座する愛宕神社です。

テレビでもたびたび紹介され、
「午年の開運に、もっともご利益のあるパワースポット」
として注目を集めている神社でもあります。

都心の真ん中にある、小さな山

愛宕神社は、オフィスビルに囲まれた都心にありながら、
実は「山の上の神社」です。

実はこの山、東京23区で一番標高が高い山なのだそうです。

私は歩くのが好きなので、
JR新橋駅からゆっくり徒歩で向かいました。

都会の景色を眺めながら歩く約20分。
左手に東京タワーと増上寺の屋根が見えました。
徐々に視線が上へと導かれていくのが、なんとも象徴的です。

歩道橋を渡り、青松寺が左手に見えたらもうすぐです。
お子さん連れや足のお悪い方は、NHK博物館のエレベーターを利用すると便利です。

歩きたいけれど、「出世の階段」はちょっと…という方には、
左右に「男坂」「女坂」があり、緩やかな階段で上まで行けますよ。

帰りは、ちょっと疲れてしまったので虎ノ門ヒルズ駅から日比谷線に乗りました。
行きと帰りでルートを変えられるのも、この神社の魅力かもしれません。

出世の石段――休まず、一気に

愛宕神社といえば、有名なのが「出世の石段」です。

その名の由来は、江戸時代。
徳川家光が、山頂の梅を取ってくるよう家来に命じ、
一人の武士が馬に乗ったままこの急な石段を駆け上がった
という逸話にあります。

この出来事により、その武士は出世し、その石段は
「出世の石段」と呼ばれるようになりました。

しかもこの石段、途中で休まず、一気に登らないとご利益がない
とも言われています。

私はと言えば……正直に言いますと、
老体に鞭打つ、とはまさにこのこと(笑)

息を整える余裕もなく、ただ前を見て、
一段一段を踏みしめました。
途中で立ち止まりたくなる気持ちをぐっと抑え、
「今は登りきるしかない」と自分に言い聞かせながら。
そして振り返らず。

不思議なことに、85段を登り切った瞬間、
苦しさよりも先に、清々しさがやってきました。
もちろん職を辞した私は出世したいわけではないのですが(笑)
母が足を悪くして不自由していることから、
自分の足で歩くって大事なぁとしみじみ思っていたところだったので、
まだまだ大丈夫かな?と。
でも、最近ひざが痛むので、メンテナンスもしっかりやらなくては…

火を祀る神社、午年との深い縁

愛宕神社の御祭神は、火産霊命(ほむすびのみこと)
火伏・防火の神として、古くから信仰されてきました。

五行思想において「」は、情熱・発展・名声・文明を象徴するエネルギーです。

そして今年の十干十二支は「丙午(ひのえうま)」。
「ひのえ」とはもともと「火の兄」と記し、五行では「火」に配当されます。
(詳しくはこちらをクリック↓)

今年が丙午であること、そして火の神を祀る愛宕神社が
「開運スポット」として注目されているのは、
決して偶然ではないように思えます。

御朱印はシンプル!

1月12日に訪れましたが、朝から多くの方が参拝していました。
きっと三が日はすごい人出だったでしょう…!

その割にはすぐに御朱印をいただくことができて、
驚いていたら…

御朱印と日付のみの、とてもシンプルな御朱印でした。
1月は忙しいし参拝者も多いので、この形なのでしょう。
普段は右側に「伏火之総本社」と書いていただけるようです!

「丙午」と八百屋お七――火の持つ二つの顔

日本ではかつて、「丙午の女性は気性が激しい」といった
迷信が広く信じられていました。

その背景にあるのが、恋に身を焦がし、江戸の町を焼き尽くして
放火の罪で処刑された八百屋お七の物語です。
(作者:井原西鶴)

この八百屋お七が「丙午生まれ」という設定だったために、
いつしか迷信に変わり、丙午の年に子どもが生まれないようにする人が
60年に一度、増えてしまったということです。

1966生まれの知人女性は、「出生率が低かったから、
受験が楽でよかったよ(笑)」と言っていました。
今やその迷信を知らない人も多いので、今年はその影響はなさそうですね!

けれど、火は本来、人を罰するものではありません。

火は、料理をし、夜を照らし、命を温めるもの。
縄文・弥生時代に土器が作られ、煮炊きができるようになったことで、
一気に文明が栄えて人々が広範囲に移動できるようになりました。

しかし、扱い方を誤れば、火はすべてを焼き尽くす力も持ちます。

五行の「火」とは、抑えるものではなく、正しく生かすものなのですね。

火に寄り添う言葉(中国古典より)

火は、勢いだけのものではありません。
古典は「静かに保たれた火」の大切さを教えてくれます。

知足者富(足るを知る者は富む)
―『老子』

これ以上燃やさなくても、
すでに持っている火に気づくこと。

安時而處順(時に安んじて、順に処す)
―『荘子』

体や心の変化を、
「今の私の自然な流れ」と受け止めること。

それは、火を長く保つための知恵です。


「火」のタイプって、どんな人?

― 五行を知らなくても分かる、簡単セルフチェック

「午年 × 五行『火』タイプ」と聞くと、
「自分は当てはまるのかな?」
と思われる方も多いかもしれません。

五行の「火」タイプは、
生まれ年だけで決まるものではなく、
気質・体の反応・行動のクセに表れます。

以下は、五行を知らなくても分かる
簡単な目安です。


✔ こんな傾向、ありませんか?

  • 思い立ったら、まず動く
  • 好きなことには熱中するが、燃え尽きやすい
  • 人前に立つとスイッチが入る
  • 頑張りすぎたあと、どっと疲れる
  • 暑さやのぼせが苦手
  • 寝不足やストレスで、動悸・ほてりが出やすい
  • 年齢とともに、無理がきかなくなったと感じる

2〜3個以上当てはまれば、
「火」の要素を多く持つタイプ
と考えてよいようです。

午年生まれでなくても「火」タイプ?

午年生まれの方は、
もともと「火」の気を持ちやすいとされます。

その理由を五行に照らすと、このように解釈できます。

もともと十二支は、動物占いのためのものではなく、

  • 一日の時間
  • 一年の季節
  • 方角
  • 気(エネルギー)の流れ

を表すための暦(こよみ)でした。

たとえば「午」は、一日の中では正午(11時〜13時)
一年の中では夏の盛りを表します。

太陽が最も高く昇り、陽の気が極まる時間帯です。

ただし、午年でなくても、

  • 仕事や家庭で「前に出る役割」が多い
  • 責任感が強く、つい頑張りすぎる
  • 人に元気を分ける側に回りがち

という方は、
後天的に「火」が強くなっている場合もあります。

特に更年期世代では、
ホルモンの変化により
「火」が不安定になりやすい時期でもあります。

十二支と五行を対応させると、
「午」は以下のような位置づけになります。

項目
季節
時間正午(11〜13時)
陰陽陽の極
五行
象徴太陽・情熱・行動

このため、
午は「火」の性質をもっとも強く帯びた干支
とされてきました。

午年生まれの方が
「行動力がある」「熱中しやすい」「前に出る役割が多い」
と言われやすいのも、
この思想的背景によるものです。

更年期と「午=火」を結びつけて読む意味

更年期世代は、
体の内側で「火」の調整が起こりやすい時期。

そこに「午年」という
火の気が強まる年が重なると、

  • 頑張りすぎてしまう
  • 疲れが抜けにくい
  • ほてりや気分の波が出やすい

と感じる人が増えるのも、
五行の視点では自然な流れと考えられます。

だからこそ、
午年は「燃やす年」ではなく、
火と上手につき合う年として読むことができるのです。


おわりに ―― 理屈が分かると、安心できる

「午=火」という考え方は、
信じる・信じないの話ではありません。

季節や時間と同じように、
自然のリズムとして受け取るための知恵です。

少しでも
「なるほど」と感じていただけたなら、
それで十分。

必要なところだけ、
生活のヒントとして使ってみてくださいね🔥

癒庵-Yuan-

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